「IT化(デジタル化)、DX化したはずなのに残業時間が減らない」「システムに入力する時間が増えただけ」そんなモヤっとした悩みを感じたことはありませんか?

前回「IT化とDX化は違う!」でも触れましたが、実は多くの企業がDX化と言いながら、仕事にかかる時間が変わっていないのが現状です。
実際、私たちも同じような経験をしてきました。

DX化したのに残業時間が減らない5つの理由

今回は、DX化したのに仕事にかかる時間が変わらない理由を、よくある事例とあわせて5つご紹介します。

読み進めながら、後に起こる問題例などご自身の会社の状況と照らし合わせてみてください!

ツールを入れたことで「終わった気」になっている

「Excel卒業」「アプリ」「オンライン」…。

DX化はよくわからないけど、新しいシステムを導入したからこれで業務がやりやすくなる!と「終わった気」になっていませんか?

アナログからデジタルに置き換えると、確かに資料が探しやすくなったり、物理的な場所を構えなくてよくなったりはありますが、後にこういった問題が起こります。

後に起こる問題例

  • アプリを入れたが、使ってくれる人が限定的
  • 「ここに記入する」という場所が、Excelからアプリに変わっただけ
  • デジタル化したのに、結局「紙」でも管理してしまう

システムは新しくなっているのに、仕事量は昔のまま

むしろ新しいシステムの使い方を覚えることに時間を消費してしまいます。

仕事の進め方が-統一できておらず、-ミス・ロスが起こる

現場に確認・相談なしで進めてしまう

ツールを導入したはいいものの、「入力されない」「使い方が人によって違う」「気づけば元のやり方に戻っている」そんな状態になっていませんか?

これは、「どう進めたか」の問題です。

実際に使う現場に確認・相談をしないまま導入を進めると、ツールは用意されたけれど使われないものになってしまいます。

導入する際に起こる問題例

  • なぜ使うのか分からないまま運用開始
  • 入力したデータがどう使われているか見えない
  • ツールを使っていても「やっぱり紙の方が早い」となる

DX化はツールを選ぶことよりも、「どうやって現場と一緒に進めるか」が結果を大きく左右します。

お困り別

「全部デジタルにしなきゃ」と思い込んでいる

「紙はダメ」「アナログは時代遅れ」と、すべてをデジタルに置き換えようとしていませんか?

しかし他でも触れたように、紙の方が早い業務や、現場ではスマホ・タブレットより紙の方が安心できる場面もまだまだ多くあります。

それなのにデジタル化することが目的になって進めてしまうと、かえって手間が増えます。

後に起こる問題例

  • 画面が見づらく、図面を何度も拡大・縮小する
  • 「あとで入力する前提」が、そのまま忘れられる
  • 一時的なメモ等、紙で十分なものまでデジタル化

大切なのは「デジタルにすること」ではなく、どこをデジタルにするかです。

無理に全部をデジタルにすることではありません。

「入力の仕事」になってしまっている

【ツールを入れたことで「終わった気」になっている】では考え方の話をしましたが、ここでは設計に関わる話です。

「これ、入力が増えただけじゃない?」そんな声が現場から出ていませんか?

入力すること自体が目的になってしまうと、作業が増えただけに感じられてしまいます。

その結果、デジタルツールは「楽にする道具」ではなく、ただの入力作業=負担の増える仕事として嫌われてしまうのです。

後に起こる問題例

  • 入力しても確認の電話が必要
  • 同じ内容を別のツールにも入力
  • 入力しても「探す手間」が減らない

IT化、DX化は「入力するための仕事」ではありません。

入力した結果、確認・探す・説明する手間が減ってこそ、現場に受け入れられます。

「誰のためのDX化か」が曖昧なまま進んでいる

現場を巻き込まずに進めてしまうと、次に起こりやすいのが、「これは誰のための仕組みなんだろう?」という疑問です。

社長のためなのか、事務のためなのか、現場のためなのか。

ここが曖昧なまま進むDX化は、ルールが増え、例外が増え、結局は使われなくなってしまいます。

後に起こる問題例

  • 管理のために入れたが、現場の手間だけが増えた
  • 「事務処理のため」という理由で入力する項目が増え続ける
  • なぜこの入力が必要か、誰も説明できない

目的が見えないまま進むDX化は、使われなくなり、形だけ残ってしまいます。

DX化で一番最初に決めるべきなのは、「誰のためか」です。

本当の意味でDX化して、残業時間を減らすなら?

ここまで読んで「全部当てはまる…」と思ったとしても、それは珍しいことではありません。多くの企業が同じところで立ち止まっています。

正しく整理すれば、DX化は必ず「楽になる方向」に進めます。

ここからは残業時間が減らなかった理由の解決方法を考えてみましょう!

ツールの導入は「ゴール」ではなく「スタート」

ツールを入れること自体はただの準備、DX化への入口です。
大切なのは、そのあとに「仕事のやり方がどう変わったか」「前より楽になったか」という点です。

【ツールを入れたことで「終わった気」になっている】解決する方法を考えてみましょう!

解決方法 例

  • 「使うと楽になるポイント」を決めて、全員で使う
  • 記入場所を変えるだけでどういったことが楽になるか分かるようにする
  • 紙は「見る用」、デジタルは「管理用」に役割を分ける

導入した後のこと、従業員の作業時間、会社の将来。

デジタルツールの導入が、会社の将来を左右することまで想像すると、ツール導入はDX化への第一歩であり、二歩目へと繋げる工夫や意識は必須になってきます。

なぜこのツールを使うのか全社員で社内共有

現場に確認・相談なしでツールを導入すると、「なぜこれを使うのか分からない」状態のまま運用が始まってしまいます。

全社員が理解する努力も必要ですが、まずはしっかりと導入時の社内説明会を実施。そして導入後のフォローを社内、サービス提供元からすることが大切です。

解決方法 例

  • 導入前・導入後に「何を楽にするためのツールか」を必ず説明する
  • 入力したデータが、どの業務でどう役立つかを具体的に見せる
  • 社内で質問・フォローできる人を決め、迷う時間を減らす

社員の不満は、できるだけ早く解消したいものです。

そのためにはしっかりとした説明、作業、聞き取りができる環境をつくることが大切になってきます。

何を改善したいのか深掘りする

まず、全部デジタルにする必要はありません。何をよくしたいのかを、はっきりさせる必要があります。

ここがあいまいなまま進むと、「入れたけど、何も変わらない」という状態になってしまいます。

解決方法 例

  • どの作業に時間がかかっているか理解する
  • 「めんどう」「二度手間」になっている所を探す
  • 紙とデジタル、どちらが向いているか考える

何を改善したいのかが分かると、ツールの使い方も、選び方も変わります。

逆に、ここが決まっていないと、どんなに良いツールを導入しても力を発揮できません。

IT(デジタル)化した先を考える

「入力の仕事」に変わっただけではデジタル化しても残業時間が変わらないのは当然です。

大切なのは、デジタルにしたその先で、何をしたいのかを考えることです。

解決方法 例

  • デジタルにした情報をどこで確認し、何の作業が効率化するのか理解する
  • 入力した情報が他の場所にも共有され、「ここに何がある」か共通の認識にする
  • 入力段階で適切なルールを設定し、例外も想定しておく

データを見て、現場の決断が早められるようになる。

今まで記入していたものが本当は必要なかった等、無駄に気づけるようになる。

目的は何でしたか?

このツールを導入した目的は、何でしたか?

「現場の仕事を早く終わらせたかった」「事務作業のミスを減らしたかった」「残業時間を減らしたかった」…。

きっと、何かしらの目的があったはずです。

その目的と、今の使い方がズレているのかもしれません。

解決方法 例

  • このツールで、何をよくしたかったのか考え直す、相談する
  • ルールが増えても入力する側の負担が増えないようなツールを選ぶ
  • 実際に使用する方へのサポート、説明は必ず行う

DX化は、一度決めたやり方を守り続けることではありません。
目的に合っていなければ、見直してもいいのです。

ツールに仕事を合わせるのではなく、目的に合わせてツールの使い方を考える。

それが、本当の意味でのDX化です。

まとめ

DX化は、ツールを入れたら終わり、ではありません。
大切なのは、そのツールで仕事が前より楽になったかどうかです。

「誰のために」「何をよくしたかったのか」を思い出して、紙とデジタルを上手に使い分けること。
それが、残業を減らすための本当のDX化です。

ヒトククリなら、こうした悩みを一緒に整理できます

工務店業務改善システム ヒトククリ

ヒトククリは、現場の仕事を楽に、そして社員に楽しく仕事をしてもらいたい想いから生まれたDX化をお手伝いしている工務店向けサービスです。

ただツールを導入するためのサービスではありません。
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「DX化=難しい」「結局、現場が大変になる」
そんなイメージを持っている方も多いかもしれません。

でも、本来のDX化は、仕事を増やすものではなく、減らすためのもの。
ヒトククリは、現場の声を大切にしながら、続けられる・使われるDX化を一緒に考えます。

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